はじめに
韓国語を勉強していると、「あの人が言っていたこと」を韓国語で伝えたいときってありますよね。でも、どう表現すればいいのか迷ってしまうことはありませんか?
この記事では、韓国語の間接話法の基本パターンを解説していきます。この記事を読めば、韓国ドラマでよく出てくる「〜だって」「〜だそうです」といった表現も理解できるようになりますよ。
間接話法の基本
間接話法とは?
間接話法とは、誰かの言葉を「〜と言った」「〜と思った」のように伝える表現方法です。
例えば: 민수: “나는 배가 고파요.” (ミンス:「お腹が空いています。」)
これを第三者に伝えるとき: 민수가 배가 고프다고 했어. (ミンスがお腹が空いていると言いました。)
のように表現を変更します。
基本パターンの作り方
1.一般的な言葉を伝える「〜다고 하다」
基本形:[文章] + 다고 하다
例文: 그가 학교에 가요. → 그가 학교에 간다고 해요.
(彼が学校に行きます → 彼が学校に行くと言います)
2.名詞を伝える「〜라고 하다」
基本形:[名詞] + 라고 하다
例文:
이것은 책이에요. → 이것은 책이라고 해요.
(これは本です → これは本だと言います)
間違えやすいポイント
1.「〜요」をそのまま使ってしまう
❌ 그가 학교에 가요고 했어요.
⭕ 그가 학교에 간다고 했어요.
※「〜요」は必ず「〜다」に変える必要があります
2.「다고」と「라고」を混同する
❌ 책이다고 해요. (本だと言います)
⭕ 책이라고 해요.
※名詞の後には「라고」を使います
3.過去形を間違える
❌ 그가 가다고 했어요.
⭕ 그가 갔다고 했어요.
※過去の出来事を伝えるときは動詞も過去形にします
よくある質問
- 間接話法の基本形は?
-
基本的には「〜다고 하다」「〜라고 하다」の2つを覚えましょう。
・一般的な文章 → 〜다고 하다
・名詞の文 → 〜라고 하다 - 「〜다고 해요」と「〜다고 했어요」の違いは?
-
時制の違いです。
・「〜다고 해요」:現在の話(今そう言っている)
例:지금 배가 고프다고 해요(今お腹が空いていると言っています)
・「〜다고 했어요」:過去の話(そう言っていた)
例:아까 배가 고프다고 했어요(さっきお腹が空いていると言っていました) - 「〜해요」が全部「〜다고 해요」になるの?
-
いいえ、動詞の形によって変化が異なります。以下のような変化をします:
- 해요 → 한다고 해요
- 봐요 → 본다고 해요
- 가요 → 간다고 해요
- 와요 → 온다고 해요
つまり、動詞の原形に「ㄴ/는다고 해요」をつけるのが基本的なルールです。「〜하다」動詞の場合は「한다고 해요」となります。
これらの違いを覚えることで、より自然な間接話法が使えるようになります。
まとめ
韓国語の間接話法の基本は、
- 一般的な文章を伝えるとき:
- 〜다고 하다 を使う
- 例:공부한다고 해요(勉強すると言います)
- 名詞を伝えるとき:
- 〜라고 하다 を使う
- 例:책이라고 해요(本だと言います)
まずはこの2つのパターンをしっかり覚えて、韓国ドラマでチェックしてみましょう!
화이팅!