目次
はじめに
韓国ドラマを見ていると、「비가 와서 늦었어요」と「비가 와 가지고 늦었어요」のように、同じ場面で「서」と「가지고」の両方が出てきます。どちらも「〜して」「〜なので」という意味ですが、使う場面が少し違います。
この記事では、2つの正しい形と使い分け、よくある間違いを、例文と一緒に解説します。
先に結論
- どちらも動詞・形容詞の「아/어」の形に付けます:와서/와 가지고、길어서/길어 가지고、해서/해 가지고
- 意味はほぼ同じ(理由「〜ので」/順番「〜して」)
- -아/어서は書き言葉にも話し言葉にも使える基本形
- -아/어 가지고は話し言葉専用のくだけた言い方。会話では「갖고」と縮むこともある
正しい形の作り方
ここが一番間違えやすいポイントです。「가지고」は語幹に直接付けるのではなく、「서」と同じく아/어の形に付けます。
| 元の形 | -아/어서 | -아/어 가지고 |
|---|---|---|
| 오다(来る・降る) | 와서 | 와 가지고 |
| 길다(長い) | 길어서 | 길어 가지고 |
| 하다(する) | 해서 | 해 가지고 |
| 귀찮다(面倒だ) | 귀찮아서 | 귀찮아 가지고 |
| 힘들다(大変だ) | 힘들어서 | 힘들어 가지고 |
❌ 비가 오가지고 늦었어요.
⭕ 비가 와 가지고 늦었어요.(雨が降って遅れました)
❌ 회의가 길가지고 못 갔어.
⭕ 회의가 길어 가지고 못 갔어.(会議が長くて行けなかった)
2つの意味
① 理由「〜ので」
비가 와서 늦었어요.
비가 와 가지고 늦었어요.
(雨が降ったので遅れました)
② 順番「〜して(それから)」
김밥을 만들어서 먹었어요.
김밥을 만들어 가지고 먹었어요.
(キンパを作って食べました)
「가지고」はもともと「가지다(持つ)」から来た言葉です。「우산을 가지고 가요(傘を持って行きます)」のように、本来の「持って」の意味でも使います。
使い分けのポイント
- 書くとき・改まった場面:-아/어서を使う(作文、メール、TOPIKの作文、スピーチなど)
- 友達・同僚との会話:-아/어 가지고も自然。理由を少し強めたり、言い訳っぽく聞こえたりすることもある
- 迷ったら:-아/어서を使えば、どの場面でも間違いにならない
よくある間違い
間違い1:過去形に付けてしまう
「〜したので」と過去のことでも、서・가지고の前は過去形にしません。時制は文の最後で表します。
❌ 비가 왔어서 늦었어요.
⭕ 비가 와서 늦었어요.(雨が降ったので遅れました)
間違い2:「〜してください」「〜しよう」の理由に使う
理由の-아/어서(가지고)は、命令・お願い・誘いの文には使えません。その場合は「-(으)니까」を使います。
❌ 비가 와서 우산을 가져가세요.
⭕ 비가 오니까 우산을 가져가세요.(雨が降っているので傘を持って行ってください)
会話でよく聞く「가지고」
A: 왜 늦었어?
B: 버스를 놓쳐 가지고… 미안!
(A:なんで遅れたの? B:バスに乗り遅れちゃって…ごめん!)
A: 어제 왜 안 왔어?
B: 너무 피곤해 가지고 그냥 집에 있었어.
(A:昨日なんで来なかったの? B:すごく疲れてて、家にいたんだ)
그래 가지고 어떻게 됐어?
(それで、どうなったの?)
「그래 가지고」は「그래서(それで)」のくだけた言い方で、ドラマの会話にとてもよく出てきます。
AIで練習してみよう
ChatGPTやClaudeなどのAIに、次のように頼むと練習相手になってもらえます。
「-아/어서」と「-아/어 가지고」を使った短い会話を3つ作ってください。
それぞれ、どちらを使うのが自然か、日本語で理由も説明してください。
出てきた例文は、この記事の「正しい形の作り方」の表で形を確かめてから覚えるようにしましょう。
よくある質問
Q. 가지고は目上の人に使うと失礼ですか?
A. くだけた言い方なので、改まった場面では-아/어서のほうが無難です。親しい先輩との会話なら「피곤해 가지고요」のように使う人もいます。
Q. 「갖고」とは何ですか?
A. 「가지고」を縮めた話し言葉です。「와 갖고」「피곤해 갖고」のように使います。
まとめ
- どちらも「아/어」の形に付ける(와서/와 가지고)
- 意味は理由「〜ので」と順番「〜して」
- 書くときは-아/어서、友達との会話なら-아/어 가지고も自然
- 過去形に付けない。命令・お願いの理由には-(으)니까

