今回はリクエスト作成のコツ、第二弾です。
本日のテーマは「リクエストの最初に役割を与える」です。
「役割って何?」と思ったり、「具体的にどう指示すれば良いのか?」と迷っているなら、
ぜひ、この記事の内容を実践してみて、疑問点を解決しましょう!
次のようなお悩みを解決します
- 役割を指示する時、どういった種類の役割があるのかわからない
- 役割は固有名詞だけで大丈夫なのか
目次
役割指示の効果:ChatGPTの能力を最大限に引き出す
ChatGPTは高度なAIで、あたかも役者のように様々な役割を演じることができます。 「韓国語の先生」「K-POPバンドのメンバー」「韓国料理のシェフ」など、皆さんの学習目標や関心に合わせた役割を指示することで、ChatGPTの応答はその役割を演じきった内容に変化します。これが役割指示のパワーです。 ただ「具体的にはどう指示すれば良いのか?」という疑問をお持ちになるかもしれませんね。 役割指示を固有名詞で書くことは重要ですが、それだけでなく形容詞や補足情報を加えてさらに具体的にすることも効果的だということです。 たとえば「韓国語教師として能力が高い先生」「人気のK-POPバンドのリーダー」「伝統的な韓国料理を教えるシェフ」などと指示すれば、その専門性な視点に基づいた回答が期待できます。 もちろん完璧に役割をこなすかどうかは少し注意が必要です。ChatGPTはAIなので役割を完全に理解して、その役割を100%完璧にこなすわけではありません。誤解した解釈になることもありますので、その際には違う切り口の指示をしてあげると、こちらが望む結果になることもあります。ぜひ色々試してみてください。
具体的って、どう”具体的”にするのかわからない…
ミナ
前に「リクエストは具体的に」って習ったけど、何を具体的にするのか良く分からないんだよね
具体的に役割を指定することで、私はあなたの質問により適切に答えることができます。例えば「韓国語の先生」として指定すると、私は韓国語教師としての視点からアドバイスを提供します。
へー、面白い! 友だちとか子どもとか、そういう感じ?
その通りです。さらに具体性を持たせるために、例えば「韓国ドラマが大好きな友だち」などと指定すると、私はあなたと同じ趣味を持つ友人のように話すことができます。
なるほど、それなら「音楽が好きな韓国語の先生」って役割も使えるんだね!
役割指示の効果的な使い方
役割指示の効果的な使い方は、その役割と皆さんの学習目標とを結びつけることです。 例えば「韓国の音楽が大好きな友だち」として指示すれば、AIはあなたに音楽についての話題をします。 一方で「韓国語の教師」として指示すれば、言語学習に焦点を絞った話題になります。 役割指示は、ただ単にAIに役割を演じさせるだけでなく、より具体的な特徴の指示を加えることも重要です。特徴を指定することで、AIはその役割と特徴に視点を合わせ、そこから話題を提供します。 ただしAIが完全にその役割を理解して100%正確にその役割を果たすことはできませんので注意が必要です。例えば、あまり知られていない人物の固有名詞などはAIには理解できませんよね。 そのため、役割指示をする際には、ある程度一般的なものかや、AIがその役割をどのように解釈するかを少し考えてみることも大切です。 また、いくつかの異なる役割を試すことで、どの役割が皆さんの学習目標に適しているかを試しながら進めてみても良いかもしれません。
実践例
皆さんの入力> 音楽が好きな韓国語の先生として、K-POPでよく歌われるフレーズを韓国語で教えてください 皆さんの入力> 韓国のシェフとして、簡単に作れる韓国料理を教えてください。そして材料と作り方を韓国語で説明してください 皆さんの入力> 韓国ドラマが好きな友だちとして、人生観が変わるようなドラマのセリフを韓国語で教えてください
今回も実際に入力して試してください~
ミナの振り返り
本当に役者みたいね! 勉強っぽくなく韓国語の勉強ができるね
せっかく勉強するのに苦しく勉強するのは本末転倒なので、ぜひ楽しんで韓国語を勉強してください
リクエストには他にもコツがあるので、次回続きをお教えします。
役割指示によるAIの活用法
本記事ではChatGPTへのリクエスト作成のコツ「役割指示」をポイントに紹介しました。 ChatGPTは「韓国語の先生」や「K-POPバンドのメンバー」など、皆さんの学習目標や関心に合わせた役割を演じることが可能です。 役割指示を行う際は、固有名詞だけでなく形容詞や補足情報を使って具体化することが重要です。 しかし、AIが役割を完全に理解・演じることはできないため、AIの解釈に注意が必要です。このやり方でリクエストすることで、効果的で楽しい学習が可能です。 以上が役割指示の活用法についてのまとめです。次回の記事では、リクエスト作成の更なるコツについて紹介しますので、ぜひお楽しみに!